2022年9月12日月曜日

宝島とカーテン状壁

 金曜の夜、急遽N居と瑞牆へ行くことに。

Nは出張で忙しかったらしく、疲れていて?東京から連れ出してくれることに感謝された。笑


朝6時に八王子で合流して8時頃着いた。寝不足のせいか自分も疲れ気味。

リハビリクライミングということでカサメリ沢を提案したのだが、なんと○友ルートを提案された。僕もやりたかったので行き先は決まった。


登山道は濡れ気味で嫌な予感がしていたのだが、○友一ピッチ目の出だしは完全に濡れているが、中間からは乾いてそうなのでとりあえず登る。濡れ場に慣れてそうな地盤がリード。意外とカムをしっかり使う。途中不確実なところが出てきて、落ちそうなのでクライムダウン敗退した。この時左脹脛を痛めてしまう。


気を取り直して左のスプーンカット5.8へ。1ピッチ目の木登りを終え、スラブ末端に辿り着くも、どうも1ピン目まで到達できる気がしない。。岩はコケっぽくしっとりしていて、ホールドもハッキリしないのだ。泣く泣く本日2回目の敗退をすることに。


気を取り直して乾いてそうな宝島へ移動。このルートは最近渉くんによりリボルトされ、気になっていたのだ。実質アプローチの1-2ピッチ目(意外といやらしい)を登ると、とても綺麗な花崗岩が。狙い通り完全に乾いてそうだ。

ここもリードさせてもらったが、泥まみれの登りばかりしていたので、スメアが信用できずにぎこちない登りに。1ピン目の少し上で、いきなりの不意落ち。やっちまった、けどピカピカのボルトに感謝だ。

ロワーして、仕切り直してトライするとなんてことなかった。トポにあるとおり、中間から難しさが増し、今にも落ちそうになりながらもなんとか進んでいく、という充実の内容だった



夜はS、Wが合流。酷く赤裸々な話が弾み、寝るのが遅くなった。もうループは嫌だ。寝るのが遅くなってしまった翌朝は居心地が悪い。


翌日は末端壁予定だったが、思いの外日差しが強かったので不動沢の○友へ向かった。こんなに晴れたのは久しぶりかも。不動沢の駐車場は満車。

○友は相変わらず濡れていた。。

そこで今回は乾いてそうな同カーテン状壁の右カンテルートへ。

一ピッチアプローチ的な登り後、少しボロくて岩茸多めのクラックが現れた。錆びたボルト1本とカム2本でビレイ。10dだが、花崗岩の緩傾斜なのでかなり本気になった。




3ピッチ目はワイド系クラック。見た目に短い。けどしっかり10dで、トライすると随分と傾斜を感じた。

ここでなぜかトーテムの0.5が落ちる。


トップまで行くと、残置カラビナ付きの残置スリングが松の木に巻かれていた。○友は意外と登られているようだ。

下降中するとちょうど南裏返し(12a)と対面した。正直眠すぎたが、こんなアクセス悪いところに来れるチャンスはそうないのでトライする。ボルトはまあまあの状態、間隔も近いので危なくはなかった。にも関わらず疲れ気味なのと、ビビり気味なのでテンションしまくってしまう。2トライ目で登った。ムーブは秀逸でとても面白い。


取り付きまで下降を終えると、そこにちょうどトーテム.5が落ちていた。


2日間不動沢で登ってみて、スラブやランナウト、クラック技術と山に生きる技術が詰まっていると改めて実感した。ボルトは古いのもあるが、落ちないクライミングの鍛錬にまた来たい。

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