1月8日
いよいよワンプッシュのトライ。9日はフェリーに乗るので、この日が実質最終日だった。
天気は曇り。朝は3度くらいだったが予報では13度くらいまで上がる予定。
地面を見ると濡れていて夜のうちに少しパラついていたようだ。
9時頃家を出て、10時ごろ1P目に取りついた。
なにもデポしていなかったので、必要最低限のギア、荷物でとりつく。
フィックスはもちろん、ヌンチャクもぶら下がっていない状態で気持ちがいい。
何度登っていても、1P目2P目はいやらしく緊張させられる。
今回はヘルメットを持ってきていなかったので尚更だった。
3P目に11時着。ギアがぶら下がった状態では核心ムーブができないので、一度目はヌンチャク掛けのトライ。1本目はクイックドロー、2本目は核心なので環付クイックドロー、それ以降は流れを良くする為に60cmスリングを使用した。
終了点へ着いたところでグリグリ、マイトラ、ロープガードを上げ、バックロープをfix。
昼頃、少しだけ太陽が出てきた。岩は冷たく、無風でちょうどいい。
30分ほど休んで繋げトライ。1個目のボルダームーブで一度とり損ねたが、立て直してアンダーガバへ。クリップ、シェイクし核心へ。なんとか成功した。ハングの中間で十分に休む。前回ピッチのRPをしていたので落ち着いている。後半部分も最後辛い所があったが確実に登り切った。
回収はテル君にユマールで行ってもらった。ハングの終わりがエッジになっているので9.5㎜径のロープを使用していたが、念のためローププロテクターもセットした。ところが引っ張られた時にロープガードが予想したように動かず、少しずれてしまう。ユマール前に末端までロープを引き上げ、余端側でロープガードの作業をすれば良かったと反省。
ユマールもハードだったらしく、テル君は息を上げて上がってきた。フローリン気分だそう。
ワンプッシュについて、昨晩2人で話をした。テル君はワンプッシュについてとくに拘りがないそうなので、この日の予定もそんなに乗り気ではなかったように感じられた。ただ実際こうして来てみるとユマーリング、荷揚げなど、「フリークライミング」以外の楽しさもあると思い出してもらえたようだった。
4P目。カムを決めるクラックに少し草が生えていたが、問題はなかった。核心部分はパンプする内容で緊張するも、去年の記憶を辿りながら、半分勘で登り切った。
ロープをfixし、靴を脱いで寛いだ。ユマールしてくれたテル君が到着した。
取りつきから5時間弱、スッキリとした納得のいくスタイルで登りきることができた。
この日の晩はen夫妻が来てピザパ。思う存分食った。
マルボーさん、南さんと広島ルートにトライしたのは7年前。
そのころはクラックやマルチピッチ、山に嗜好が変化していた最中だった。
この頃は、より強く、フリークライミング的に難しく、という方向に対しては関心がなくなっていたように思う。そんな時期にあったフリー化の敗退。それ以降、結構頑張ってきた気がする。
広島ルートをフリーで登ることが出来て、ひとつの区切りがつきました。
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