大滝モンスターが前夜に合流し、3人で遠征システムの確認。
まずは本棚。
昨晩は疲れすぎて満足したと思っていたが、一晩寝て山に戻るとガンガンリードでトライしたくなってしまう。ジャンケンに買ったので遠慮せず1番目に登る。岩が脆い。レギュラーサイズのカムを多用した。あとはアングルが有効。昨日の雨棚に引き続き残置が多い。時間も節約したいし、たくさんリードで登りたい下心もあり1-2P目をリンク。40mほどロープを伸ばしたのでカムが弾切れになり、最後は残置を使いつつ、左のレッジでピッチを切った。ビレイ点は残置ピトン3点+バガブーlong。
2ピッチ目はビッグワンがリード。フォローしてみて分かったが、ここは本当に脆い、今まで登ったどの花崗岩よりも脆い。二度と登りたくないピッチ。そんな悪条件の中、安定して登り切ったビッグワンは流石!
登り終わったころ大粒のにわか雨が降っていることに気が付いた。右岸の斜面から尾根沿いに歩いて下降した。
次、下棚。
本棚でユマールしかしていない大滝モンスターはいつものように嬉々として登って行った。本棚に比べると岩もかなり安定している。時折ポロっとホールドごと剥がれるので油断ならないが。
続くF2はリードさせてもらうことに。モンスターに右を勧められて試すも、落ちたら岩に叩きつけられそうだ。モンスターに文句を言い仕切りなおして左へ。こちらは前日も登られていたようで、使いそうなホールドは磨かれていて予想がつく。それでもずいぶん不確実でかなり悪い。ここは諦めて敗退。懸垂で下降した。
9:00 入山
10:00 本棚
14:30 下棚
17:30 下山
今回二日間丹沢で滝を登ってみて、なにかモヤモヤが残った。
滝登攀の醍醐味は、自分達でラインを見出し自分達でプロテクションを決めていくことだと思う。今回登った幾つかの滝は、流石に残置物が多すぎた。
それから、雨棚のボルトを連打してまで水線を登るライン、ああいうのは論外。
一方で初日の涸棚はとても良かった。怖かったけど。
大事なことを再確認するいい機会だった。
滝しか登ってないので、今度は西丹沢を歩きに訪れたい。
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